CONTENTS

1. 加速する世界の都市化とDX
2. スマートシティにおける2 つのスマート化
3. 都市のDX・スマート化の意味
4. スマートシティ・エコシステムの形成
5. 国内諸都市へのインプリケーション

要約

1. 近年スマートシティに注目が集まっている背景には、世界中で進む都市居住人口の増加と都市においてもデジタルトランスフォーメーション（DX）が進んでいることが挙げられる。
2. スマートシティの要となるIoTプラットフォームは、都市で提供されるサービス・機能をスマート化させるだけでなく、都市圏のさまざまな需給を最適化させ、都市運営を効率化する。
3. スマートシティの便益の多くは、受益者への課金が難しくマネタイズが容易ではないため、公共サービスと民間サービスが複合するスマートシティ・エコシステムの形成により採算を確保していくことが必要となるだろう。
4. 国内大都市は国際競争力維持・向上のためにスマートシティ化が期待される一方で、人口減少と高齢化が進む国内中小都市では、スマートシティ化により効率化・コスト削減を図る視点が必要となるだろう。

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執筆者情報

• 

  石上 圭太郎

  グローバルインフラコンサルティング部

  上級コンサルタント

• 

  川手 魁

  グローバルインフラコンサルティング部

  コンサルタント

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。