CONTENTS
- 子育て共働き男性増加の背景と課題
- 子育て共働き男性のプロフィールと価値観
- 子育て共働き増加の社会的・個人的意義
- 子育て共働き男性の家事・育児参加への課題
- 子育て共働き男性の消費行動とターゲットとしての可能性
- おわりに
要約
- 政府統計によると、女性の社会進出に伴い、子育て共働き男性の割合は増加が見込まれる。野村総合研究所(NRI)「生活者1万人アンケート調査」を基に、子育て共働き男性の価値観・消費実態を明らかにすることを試行した。
- 子育て共働き男性は、キャリア意識はやや控えめで、夫婦で経済的に自立し、家事・育児分担をするフラットな家庭を志向している。生活水準・幸福度とも高いため、子育て共働き男性が増えることは、日本国内の消費拡大と、国民全体の幸福度の向上をもたらす可能性がある。
- 一方で、家事・育児への参加意識は高いものの、行動までには至っていない。子育て共働き世帯を増やすためには、要因の一つと見られる仕事の負担を抑制するため、政府・企業による男性向けの育児支援制度が求められるのではないか。
- 子育て共働き男性は、時短家電やインターネットを活用することで家事の効率化と生活品質の向上を図っており、子育て世帯を後押しする利便性と品質が高い製品・サービスの提供はもちろんのこと、男性向けの子育て商品の拡充などに商機が広がる可能性がある。
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