CONTENTS
- デジタル化による自動車産業のトランスフォーム
- モビリティ分野におけるプラットフォーマーの動向
- モビリティ領域で進展するデジタル化
- 技術(コネクテッド・通信・データ処理)の進化
要約
- 自動車産業、モビリティ領域でデジタル化が進む。デジタル化により、自動車産業や従来のバリューチェーンや付加価値構造が変わり、自動車産業においてビジネスモデルの転換が起きると予測される。デジタル化による開発手法の変革、モビリティデータビジネスの拡大、それに伴うサービス化の進展など、モビリティのデジタル化は、自動車産業をトランスフォームさせ、新しいビジネス機会を創出する。
- ABCD(AI、BlockChain、Cloud、Data)と5Gなどが自動車産業を大きく変えようとしている。従来型のビジネスモデルやバリューチェーンも根本的に変わり、プラットフォームというプレイヤーが台頭し始めている。このポジションを狙い、ITジャイアントだけではなく、従来の自動車メーカーも参戦している。一方、モビリティ業界におけるプラットフォーマーとして、UberやDiDiなどが挙げられるが、そもそも収益を上げていない。今後、プラットフォーマーたちはどのように競争に勝ち、収益化を実現するか、大きな課題となるだろう。
- モビリティサービスの担い手は、自動車会社や人々の「移動」を提供してきたタクシー・ライドシェア・公共交通機関にとどまらず、不動産会社や食品・飲料メーカー、医療・ヘルスケア、行政など多岐にわたる。提供価値も、単なる「移動」から「生活」「都市」にまで範囲が広がってきている。これらグローバルでの他社の動きを注視し、自社としてどのレイヤーでどの提供価値を行うのかを検討しなければならない。
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