新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、罹患者の急増、医療体制崩壊の危機が世界各地で発生し、多くの国で都市のロックダウンが実施された。日本でも緊急事態宣言が全国に発令されたため、経済・社会活動は大きな制限を受け、リーマンショック以上の大きな経済危機が訪れるともいわれている。今後も経済・社会活動の再開に伴い、第二波、第三波の襲来も想定され、終息には集団免疫ができるまで、あるいはワクチンや治療薬が普及するまで長期間を要すると見られる。新型コロナウイルスにより、社会はより一層、VUCAすなわち激動し（Volatility）、不確実（Uncertainty）かつ複雑（Complexity）で、曖昧さ（Ambiguity）を増している。

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執筆者情報

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  臼見 好生

  取締役

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。