CONTENTS
- リカーリングモデルの類型と実現価値に合わせた選定
- それぞれのモデルの代表的な事例
- リカーリングモデル構築に向けて取り組むべきこと
要約
- リカーリングモデルの構築においては、自社が実現したい提供価値に合わせてそのモデルを適正に選定する必要がある。何を収益のエンジンとするのか、顧客に対する価値として何を訴求するのかを明確にするのである。リカーリングモデルには、①定額型(サブスクリプション)、②IoTデータによる融資型、③成果報酬型、④マネージドサービス型(運用管理一括サービス)、⑤デジタルワークフロー構築支援型がある。
- それぞれのモデルの類型について、代表的な事例を述べる。定額型についてはKINTOなどトヨタ自動車の事例があり、IoTデータによる融資型にはGMS社、さらにはINKJとコマツのランドデータバンク、成果報酬型には独ケーザー・コンプレッサーの「シグマ・エア・ユーティリティ」、さらにはGEの航空機エンジン、マネージドサービス型には複写機メーカーなどが実施しているサービス、デジタルワークフロー構築支援型には、コマツが行っているスマートコンストラクションがある。
- 各リカーリングモデルの構築に必要となることについて述べる。リカーリングモデル構築には、製品の販売とは異なる管理指標や人材を中心としたリソースの明確化、さらには金融などのリソースについてのアライアンス構築が必要となる。
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