CONTENTS
- デジタル革命の進展
- デジタル革命のR&D戦略体系
- デジタル革命を通じた新しいR&D機能
- デジタル革命のR&D戦略実行の課題
要約
- 多くの産業でデジタル革命が進む。製造業でもデジタルトランスフォーメーションが進み、事業やビジネスモデルが変わりつつある。モビリティ領域の大きな変化として、モビリティカンパニーは顧客とつながり続けるということ、モビリティはプラットフォーム上の一要素として定義され得ることなどが挙げられる。
- デジタル革命は製造業のR&Dに影響を及ぼす。技術開発、開発ドメイン、人材など、多面的に機会と脅威を与える。R&Dのトレンドとして、ソフトウエアファーストによる技術開発、社会システムとしてのデザインが進展する。開発技術の蓄積や最新技術の取り込み、ソフトウエアの開発サイクルやスピードへの対応、外部連携に適した組織体の形成が必要となる。
- デジタル化で顧客・製品・サプライチェーンなどさまざまなデータがつながる。事業拡大の機会と新規参入者の観点からも上流のユーザーの利活用最適化などのソリューションビジネスが必須となる。「移動を中心とした生活サービス(MaaS)」「コネクテッド都市開発」に拡大するトヨタをはじめ製造業のあり方が問われている。価値提供のドメイン・R&Dエコシステムの考え方を転換する必要がある。
- デジタル化を推進するためのR&Dは、自社内でアルゴリズム、セキュリティを開発するだけでなく、外部企業の技術を応用しながら進めるケースも多い。専門知識を持った人材をハイアリングするために自社とは別の組織・企業として扱うことで、スピード感を持ったR&Dを推進できる。
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