CONTENTS

  1. DXの2つの形(DX1.0とDX2.0)
  2. DX2.0における先行企業のトレンド
  3. 日本の製造業の課題とボトルネック、先行企業による取り組み
  4. 日本の製造業のデジタルサービス・ソリューション企業化に向けて

要約

  1. デジタル化の進展の中で、製品・顧客・サプライチェーンなどさまざまなものとデータ接続が可能となる中で、製造業がデジタル化を通じた新たな事業モデル(DX2.0)を展開するケースが出てきている。同時に、プラットフォーマーをはじめ他業種からの新規参入も可能となってきており、事業防衛の観点からも製造業はデジタルソリューションの展開に迫られている。
  2. 一方で、日本の製造業のDXに対する取り組みは、「現場の可視化」「製造支援」などの個別最適的アプローチにフォーカスされており、ソリューション化や新たなビジネスモデル展開に取り組んでいる企業は一部にとどまる。
  3. それらのDX2.0新規ビジネスモデル創出における先行企業の分析から、日本の製造業の課題とボトルネックとその打開に向けたアプローチを、①社内事業創出体制、②コア顧客とのサービス作り、③パートナーエコシステムを通じたスケール、とに分け、日本の製造業のとるべき方向性についての7つのポイントを定義した。
  4. 7つのポイントはデジタルソリューションを進める上での課題に対する対応策であるが、当然その前提として「誰を顧客にし、どのような価値提供するのか」が最も重要である。そのためにデジタルソリューション検討を契機に自社の企業としてのあり方・価値を再定義する必要がある。

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執筆者情報

  • 重田 幸生

    重田 幸生

    グローバル製造業コンサルティング部

    グループマネージャー

  • 小宮 昌人

    小宮 昌人

    グローバル製造業コンサルティング部

    主任コンサルタント

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