CONTENTS
- 経済活動の大幅な縮小と不安の高まり
- 数年分のデジタル化が数カ月で起こる
- 不安を軽減するデジタル/増幅するデジタル
- 「ウイズ・コロナ」時代を乗り越えるためのデジタル国富論
要約
- 野村総合研究所(NRI)のアンケート調査によれば、新型コロナウイルス感染拡大によって、日本人の景況感が大幅に悪化しただけでなく、健康面や失業、倒産などさまざまな不安が大きく高まっている。
- 他方、経済社会のデジタル化は急激に進んだ。オンラインショッピング、デジタルコミュニケーション(メール、チャット、テレビ会議など)、オンラインバンキング、テレワーク、オンライン学習など、数年分のデジタル化が数カ月で起こった。
- さまざまなデジタルサービスは、日常生活の維持に寄与することで国民の不安を軽減すると同時に、フェイクニュースの拡散などを通じて不安の増幅にもつながった。
- 「ウイズ・コロナ」の時代には、ウイルスの感染拡大抑止と経済活動の維持の両立が求められるが、そのカギとなるのがデジタル技術の活用と国民のデジタル・ケイパビリティ向上である。
- デジタル・ケイパビリティ向上は、各人の取り組みだけでなく、企業が果たす役割も大きい。企業は至れり尽くせりのサービスを提供するのではなく、顧客に主体的に手を動かしてもらう、考えてもらうというプロセスを用意することで、結果として顧客のケイパビリティを高めるようなアプローチが今後は重要になるだろう。
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