CONTENTS
- 重電業界が直面する経営課題
- リカーリングモデル事例
- リカーリングモデル構築に向けて
要約
- 日本の重電業界は業界構造の大きな変化に直面している。世界的なESGへの関心の高まりから、石炭火力に対する目は厳しくなっている。また、太陽光発電、風力発電などの進化により、電力会社が大型の電力プラントで発電する仕組みから分散電源に大きくシフトしている。交通システムにおいても中国の中車、欧州のアルストムとカナダのボンバルディアの統合により、国際競争はますます厳しくなっている。
- 先進事例として、シーメンスの「Smart Energy Suite」によるプラントに対するエネルギーソリューションとスマートシティ事業、アルストムのCBM、ロールス・ロイス・ホールディングスの「Power By The Hour」、エアバスの「Skywise」について述べる。
- 日本の重電業界への示唆として、①サービス事業モデルへの転換、②ベンダー起点から顧客起点でのIoT、③自前主義を脱却したIoTパートナーの探索、がある。製品事業からサービス事業へと起点を転換することが必要であるし、そのためにも、自社のサービス効率を高める視点から顧客の運用改善など顧客起点へと考え方を転換することが求められる。それらを実現するには、自前主義を脱却し、外部パートナーとうまく連携しながらリカーリングモデルを構築することが必要である。
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