CONTENTS
- はじめに
- オーフス大学病院の位置情報システムの構築計画策定段階における検討
- 現時点で構築されているオーフス大学病院の位置情報システム
- おわりに
要約
- デンマークのオーフス大学病院では、さまざまな方法で把握した病院内の位置情報を一つのインテグレーション(統合)システムに蓄積して、さまざまなアプリケーションで利用するシステムが構築されている。
- インテグレーション(統合)システムへの位置情報の蓄積は、EPCISと呼ばれる標準に準拠した形式で行われている。
- その結果、位置情報の利用の面からは、さまざまなアプリケーションが病院全体の位置情報を利用して、さまざまな業務を効率化している。また、共通のインターフェースで位置情報を利用できることにより、位置情報を利用したアプリケーションの開発が効率化している。
- 他方、位置情報の把握の面からは、EPCISにより蓄積される情報の把握方法として主に想定されているUHF帯RFIDを中心とした位置情報システムが導入されている。その結果、多岐にわたる対象の位置情報が把握される一方、比較的大きなインフラ投資が必要となっている。
- 位置情報システムを導入する病院が、オーフス大学病院の経験を参考にしつつ、各病院の状況に対応した方法でIoTによる位置情報システムを統合的に運用する可能性を検討することが期待される。
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