CONTENTS
- 「導入の壁」の克服方法
- 先進事例
- リカーリングモデルの戦略策定と手順
要約
- 本シリーズの最終回として、日本企業はいかにリカーリングモデルを構築するべきかについて述べる。リカーリングモデル構築の必要性には既に多くの日本企業が気づいているものの、その導入には壁がある。本シリーズ第3回において、リカーリングモデルを実現する難しさとして触れた、①データ取得と知的財産の難しさ、②人材の難しさ、③ビジネスモデル構築の難しさ、④継続的な投資・インセンティブ維持の難しさ、という4点の克服方法について述べる。
- 先進事例として、リコーとキリンを紹介する。リコーは、複写機保守事業への依存から脱却するため、クラウドでの新しいリカーリング型ビジネスに取り組んでいる。キリンはホームタップにおいて顧客にこれまでにない顧客体験(CX)を提供し、試行錯誤を重ねながらビジネスモデルを構築した。
- 日本企業のリカーリングモデルの戦略策定に必要なのは、①顧客との価値共創、②エコシステムの構築、③業界プラットフォーマーへのプラグイン、である。リカーリング戦略構築の手順として、①自社の強みの棚卸し、②ビジネスモデルの仮説構築、③MVPの定義とPoCによる検証、④協業によるエコシステムの構築、⑤事業開発プロセスの標準化、⑥事業モデルの普遍化、⑦経営基盤への問題提起、について述べる。
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