CONTENTS
- 変化するドイツ・日本・中国のものづくりと新興国の位置付け
- 「デジタルものづくり」のイノベーション拠点・製造強国へ変化しつつある中国
- 既存技術の徹底活用による「アジャイル型スマート製造」を志向する東南アジアのインダストリー4.0
- メガIT企業がけん引しスタートアップの台頭が期待されるインドのインダストリー4.0
- 中国・新興国型インダストリー4.0の日本にとっての示唆
要約
- インダストリー4.0やデジタル化の流れの中で、中国や新興国のものづくりのあり方が大きく変化してきている。今まで欧米や日本からノウハウの供与を受ける側であったが、その構図に地殻変動が起きている。
- 中国では、中国製造2025政策や一帯一路政策の強力なバックアップの下、世界経済フォーラムが認定している先端工場であるGlobal Lighthouseで12工場が認定されるなど他国を圧倒しているとともに、ハイアールが「COSMOPlat」を世界に先駆けて展開するなど、デジタルものづくりのイノベーションが創出される拠点へと変化してきている。
- 新興国では既存の技術や企業を徹底活用し、高速で市場投入しながら品質の高度化を図る「アジャイル型」スマート製造の独自の進化が生まれている。ベトナム国産OEMのビンファストは、デジタルツールや外部企業の活用により、製造業としてのノウハウがない中で自動車事業を高速で立ち上げている。
- 日本は、以前から中国・新興国への製造業進出や現地ノウハウ移転などを行ってきているものの、製造デジタル領域でのアプローチでは遅れをとっている。これら中国・新興国発インダストリー4.0から学ぶべき示唆や、日本が取るべきアプローチを分析する。
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