CONTENTS
- 日本のデジタル活用の課題:ヒト労働力への依存
- 進む都市の産業のDX
- マシン活用が期待される分野
- マシンが「活躍できる」ための条件
- ヒト・マシン共生型都市の実現(都市DX)
- 世界先端の都市DXに向けて
要約
- わが国の小売・サービス業などの労働生産現場では、その個別性の高さ故、デジタル技術の活用が進んでおらず、ヒトの能力に依存した業務が多く存在している。
- しかし、今後の労働力人口の減少を補完し豊かな社会を築いていくためには、こうした「現場」にもデジタル技術を用いた広義の「マシン注1」を活用した労働生産が広く普及することによる生産性向上と、新たなサービスの創出が必要である。
- 中国などでは、マシンを活用して業務のやり方を設計し直すことで、生活の利便性や快適性を向上させる新たなサービスが生み出されている。
- マシン活用による新たなサービスの創出は、小売・サービス業だけではなく、物流交通・福祉・文化・施設管理など都市の生活にかかわるさまざまな産業に期待される。
- その実現のためには、これまでヒトが活動することを前提に最適化されてきたあらゆる都市空間において、マシンがヒトと同じように「安全」「快適」「効率的」に「活動する」環境をつくることが重要になる。
- つまり、デジタル社会基盤としてマシンが活動しやすい都市空間を「マシン・ユニバーサルデザイン」に基づいて既存の都市の上に新たに積み重ね、ヒトとマシン双方に快適な空間としていく「都市DX」が求められている。
- こうしたリアル都市にデジタル社会基盤を重ねる都市DXは、経済発展と社会課題解決の両立に貢献するものである。
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