CONTENTS
- ビジネスエコシステムとは何か
- エコシステムを形成するパートナー
- エコシステムの形成事例
- エコシステムを作るための取り組み
要約
- ビジネスエコシステム(以下、エコシステムとする)とは、社会や顧客の課題を解決するための協業関係であり、近年はデジタルプラットフォームを通じて形成されるエコシステムの存在感が増している。
- 多くの企業がエコシステムを形成するのは、社会や顧客の課題に対してパートナーとともに取り組むことで、より多く課題解決を実現できるからである。特にデジタルプラットフォームを通じたエコシステムは拡大スピードが速く、事業成長を実現する。
- ノルウェーのコングスバーグは船舶向けのデジタルプラットフォームを構築し、舶用機器メーカーやソフトウエア開発企業のパートナーを拡大することで、船舶オーナーに対し、燃料効率改善や燃費削減という価値を提供している。
- オランダの照明企業であるシグニファイは、「照明の素晴らしい可能性を引き出して、より明るい暮らしとより良い世の中を目指すこと」を自社のパーパス(存在意義)として掲げ、生活者との接点を多く持つプラットフォーマーのエコシステムへ参画することで、ライト体験とともにスマートライトを生活者へ提供している。
- エコシステムを形成するためには、サービス開発とパートナー作りの両面が必要となる。顧客や社会の課題解決のビジョンを示し、エコシステムにおける自社の立ち位置と自社を補完するパートナーを特定する。サービスの最終形を提示し、パートナーをエコシステムへ引き込み、パートナー自身のサービス開発を支援することが求められる。
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