CONTENTS
- 製造業・自動車メーカーの従来型ビジネスモデルの限界
- 車載OSが変える製造業・自動車メーカーの付加価値と差別化戦略
- OTAが切り拓く新たなビジネスモデル
- 製造業の取るべき方向性とその課題
要約
- 製造業では、電動化やデジタル化の進展に伴い、ハードウエア自体の付加価値は低くなり、従来のハードウエア中心の売り切りビジネスだけでは限界が近づいている。サービス領域が拡大しており、販売台数から総稼働台数ビジネスの時代に移りつつある。
- 自動車領域では、OSとアプリのビジネスモデル、OTAなどによるハードウエア販売後のサービス収益のビジネスモデルが登場している。自動車業界では、各社OSの開発に注力しているが、Googleが開発した車載OSを導入するOEMも多い。モバイルのビジネスモデルと同様、Googleは自動車領域においてもサービス展開を目指す。また、OTAビジネスでは、Google、Microsoftは、OSおよび開発ツールを無料あるいは安価で広く提供、他力で資産を築き上げ参入障壁を構築するビジネスモデルによりデファクトスタンダードを確立して、高い収益を実現している。
- 今後、製造業は、付加価値や競争環境の点から、ハードウエアを起点にソフトウエアを活用した顧客への継続的付加価値ビジネスへの転換が重要となる。製品(ハードウエア)、サービス、ソリューションの3つの観点から、顧客との関係性を高めていく必要がある。
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