CONTENTS
- DX推進力とクラウド活用力の相関関係
- これまでのITとDXの相違点
- 高速な仮説検証を支えるクラウドの特性
- DXプロジェクトの開発者に求められる能力と生産性
- DX2.0を推進するクラウド活用の要点
- 優秀なプログラマーを引き寄せる「もう一つのDX」
要約
- 日本においては、DXと呼ばれる新技術によるビジネスや社会の変革が諸外国と比較して遅れている。また、日本企業のクラウド導入は非常にスローペースであり、導入済み企業であっても既存システムの置き換えにとどまっていることが指摘されている。
- 「既存業務の効率化」を目的としていたこれまでのシステム開発と、「新しい価値の探索や発見」を目的とするDXシステム開発では、開発の進め方や開発チームに求められる行動原理が大きく異なる。
- クラウドを既存システムの置き換えに使うのではなく、クラウドならではの特性を活かす形で活用することにより「高速な仮説検証」を実現し、DXシステム開発の目的である「新しい価値の探索や発見」を促進できる。
- 高度にクラウドが活用されたシステムの開発には、これまでのような大人数のプログラマーは不要である。代わりに、クラウドやオープンソースの特性をよく理解し、適切に組み合わせて要求を実現することができる高スキルな少数のプログラマーが必要である。
- DXが進むにつれて、構築されるシステムのユーザーは多様化・複雑化する。このような状況でユーザーに継続的に価値を提供するには、これまで以上にユーザーからのフィードバックの観察と素早い対応が不可欠である。
- DXに向けたシステム開発改革を成功させるためには、「もう一つのDX」といわれるDeveloper eXperience(開発者体験)を向上させ、国内外の企業や公的機関との優秀なプログラマーの奪い合いを制する必要がある。
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