CONTENTS
- フィジカルインターネットのインパクト
- 変わる物流業界
- フレキシブルな倉庫オペレーション
- スタートアップが牽引する物流のロボット化
- 配送・ラストワンマイル
- 日本の物流業界への提言
要約
- 物流業界では、EC需要の急増による物流オペレーションの複雑化や作業員の高齢化・人員不足、さらにはコロナ禍への対応に向けてデジタル化が急務となっている。
- それらを受けて、フィジカルインターネット構想など新たなデジタル化のコンセプトやセンシング、ロボティクス・オートメーションをはじめとしたデジタル活用による変革が進められつつある。倉庫オペレーションを含む企業の物流・サプライチェーンのあり方が、固定的な大規模投資からニーズや事業環境の変化に応じたフレキシブルなオペレーションへと大きな転換をしようとしている。
- マテハンメーカーなど従前の提供者は自社製品ありきのソリューション展開が主流であり、オペレーションのすべてがカスタマイズ対象となっていた。特に日本ではサービスクオリティは非常に高いものの、効率性という面で世界から大きく後れを取っており、今後、より複雑化する物流への対策が求められる。
- これらの物流の複雑化に即して、最適なソフトウエア・ハードウエアを組み合わせて提案できる企業の存在が求められるとともに、物流企業としては、オペレーションの標準化を通じた競争領域・非競争領域の戦略的な選別と、水平分業を見据えた自社のビジネスモデルの検討が必要である。
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