CONTENTS
- はじめに
- 生産工程の仕掛品にUHF帯パッシブRFIDのタグが直接つけられるようになった経緯
- 仕掛品にUHF帯パッシブRFIDのタグを直接つけて全生産工程で活用する例
- 生産工程で車体に取り付ける部品にUHF帯パッシブRFIDのタグを直接つける動き
- 完成車メーカー以外の自動車部品サプライヤーが製品にRFIDタグをつける動き
- おわりに
要約
- UHF帯パッシブRFIDは、その国際標準であるISO/IEC18000-6Cができた頃から普及が進んでいる。自動車産業では、欧州系自動車産業を中心として、混流ラインを流れる仕掛品や生産工程で取り付ける部品にRFIDタグを直接つけて活用するケースが増えている。
- 混流ラインにおいては、一つ一つの仕掛品のスペックなどの情報を把握して、仕掛品を加工する機械の制御などを行う必要がある。仕掛品にRFIDタグを直接つけることにより、全生産工程を通じて同じタグで仕掛品のスペックなどの情報にアクセスすることができる。
- また、生産工程で取り付ける部品にRFIDタグを直接つけることにより、完成車に取り付けられた部品のRFIDタグを固定式リーダーライタで自動的に読み取り、誤った部品が取り付けられていた場合のやり直しを容易にしたり、取り付けられた部品の記録の作成を効率化・正確化したりすることができる。
- 今後、日系自動車部品サプライヤーも、欧州系自動車産業などからUHF帯パッシブRFIDのタグをつけるよう求められる可能性がある。そのような可能性が考えられる自動車部品サプライヤーは、UHF帯パッシブRFIDが実際に活用されているケースについての情報を幅広く収集しておくことが望ましいと思われる。
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