CONTENTS

  1. ヘルスケア領域における顧客(患者)接点の多様化
  2. オンライン化・デジタル化によるヘルスケアプラットフォーム構築競争
  3. 2030年に求められる患者起点のヘルスケアプラットフォーム

要約

  1. 医療のデジタル化・オンライン化により、新たな顧客(患者)接点が生まれている。2030年に向けて、オフライン・オンライン双方の強みを融合させたヘルスケアプラットフォームが構築されていくものと考える。2030年のオンラインヘルスケアソリューションは、既にデジタルになじみがあり、かつ今後10年で疾患リスクが高まる現在50代の世代が牽引していくことになるであろう。
  2. オフラインの従来型医療リテールでは、薬局・ドラッグストアが強い。もともと、薬局は医療用医薬品、ドラッグストアは、化粧品と一般用医薬品と商品カテゴリでチャネルの棲み分けがされていた。しかし、小売チャネルを越えた競争の激化から、医療用医薬品を取り扱う調剤薬局市場において、ドラッグストアのプレゼンスが高まっている。
  3. オンラインでは、情報通信事業者がヘルスケア領域に注力している。スマートフォン契約者とオンラインでつながる顧客接点を活かして、オンラインによる一気通貫の医療サービスで顧客(患者)接点を広げている。
  4. 2030年には、どのようなヘルスケアプラットフォームが形成され得るか。本稿では、各社の取り組みを踏まえ、顧客(患者)が抱いている健康・医療への意識やニーズに応じて、患者に求められる機能を分析した。2030年に構築されているであろう患者起点のヘルスケアプラットフォームを4 つのタイプに分類して論じていく。

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執筆者情報

  • 高藤 直子

    ヘルスケア・サービスコンサルティング部

    上級コンサルタント

  • 向井 暉

    ヘルスケア・サービスコンサルティング部

    コンサルタント

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