CONTENTS
- 社会のデジタル化に対する期待と不安
- マイナンバーカード普及の現状と課題
- 情報源の多様化とSNSの普及
- スマートフォン活用の現状と課題
- キャッシュレス決済の利用状況と課題
- デジタル化の先にある「幸福になること」
要約
- NRI社会情報システムでは、毎年シニア世代(50~79歳の男女個人)を対象に、意識・行動に関する調査を実施している。2021年度は、「社会のデジタル化」に対してシニア世代が抱く期待や不安、生活の満足度との関係、マイナンバーカードの取得や、SNS、スマートフォンといったさまざまな情報源の利用の実態と今後の意向について調査した。
- その結果、「社会のデジタル化」に対して、シニア世代の6割弱が期待している一方で、3割強は期待していないこと、また性別、年齢、居住地域、家計状況、健康状況、就業状況や経験職種など、人によるデジタル意識の差が非常に大きく、シニア世代特有の多様性があることを確認できた。
- デジタルを使える人は生活や仕事に対する満足度を向上させる一方、デジタルを使えない人はその恩恵にあずかる機会を逸するという二極化が進行している状況も明らかになった。シニア世代の間に生じる情報格差(デジタルデバイド)が拡大することが懸念される。
- デジタルはあくまで手段であって、目的は「幸福になること」であり、「Well-beingを手に入れること」である。国が掲げる「誰一人取り残されないデジタル化社会の実現」のためには、高齢者のデジタル適用力向上に向けた国を挙げた取り組みが必要となる。
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