CONTENTS

1. 戦略策定プロセスの変遷
2. VUCA時代に適した戦略策定プロセスの提案
3. 戦略策定プロセスの実効性を高める仕組みづくり

要約

1. 不確実性の高い時代において、「シナリオ・プランニング」が企業の中長期の戦略策定に際して注目されている一方、その実践的な活用には課題も多い。
2. そこで本稿では、VUCA時代の全社ビジョンの策定および中長期経営計画の策定プロセスを、①自社を主語とした未来シナリオの策定、②自社の存在意義を踏まえた長期ビジョンの検討、③既存事業のアダプティブ戦略の策定、④中長期型新規事業の創出、の4つのステップで定義した。
3. 加えて、この戦略策定プロセスを継続的な活動とするために、①外部環境モニタリング機能、②定期的な未来シナリオの更新機能、③シナリオを基にしたアダプティブな戦略立案・修正機能、④アダブティブな戦略立案・修正を可能とする組織体制、の4点を合わせて提案する。

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執筆者情報

• 

  吉竹 恒

  グローバル製造業コンサルティング部

  シニアコンサルタント

• 

  池幡 諭

  グローバル製造業コンサルティング部・製造業トランスフォーメーショングループマネージャー

• 

  福島 稜

  グローバル製造業コンサルティング部

  シニアコンサルタント

• 

  石川 祐樹

  グローバル製造業コンサルティング部

  コンサルタント

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。