CONTENTS
- DXによる生産性向上の必要性と課題
- EARTHBRAINが提供するDXソリューション
- 建設施工のDXによる労務の生産性効果検証アプローチ
- 生産性効果の実証結果
- まとめ
要約
- 国内では労働力人口の減少による人材不足の慢性化が深刻な社会問題となっており、各業界でDXによる生産性向上の取り組みに期待が高まっている。しかし、DXに関する取り組みは個別最適に陥りがちで、業務全体への影響を俯瞰して捉えられていないことが多い。俯瞰的に評価できないことで継続的な投資判断ができず、効果的な取り組み継続が難しくなってしまう。
- 個別最適に陥らず組織全体として生産性を継続的に高めていくためには、DXを活用した施策ごとの特徴を適切に把握した上で効果を可視化することが重要である。各DX施策の前提条件やスコープを整理し、ナレッジを蓄積することで、そのDX施策の費用対効果の評価や他プロセスへの適用可否が判断できる。
- 土木建設業においても、さらなる労働力人口減少が見込まれることから建設施工プロセスの生産性向上が喫緊の課題とされている。野村総合研究所(NRI)は、建設施工領域のDXソリューションを提供するEARTHBRAINとともに、土木建設業のDXを活用した生産性向上効果の可視化アプローチを策定した。
- 生産性効果検証アプローチを活用し、モデル施工現場の労務の生産性向上効果を可視化した結果、DXによる効果は少なくとも工数ベースで施工全体の29.47%が見込まれることが分かった。同様のDX施策を他現場や他企業へ横展開することで、効果的なDX活用に関する議論が活発化することが期待される。
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