CONTENTS

  1. 生成AIとの協働による知的労働の高度化
  2. IT部門における生成AI活用とその可能性
  3. AIネイティブに近づくための備え

要約

  1. 昨今、生成AIが注目されている。生成AIは文章やコンテンツを大量かつ高速に生成する能力を持つAIであり、企業におけるさまざまな業務領域で適用が進んでいる。
  2. 生成AIとの協働は企業の知的労働に大きな影響をもたらす。企業は生成AIとの協働を促進することで、業務の生産性が向上するだけでなく、企業が持つ無形資産であるナレッジのデジタル化が進み、組織全体での知識共有や次世代への知識継承が可能となる。
  3. 生成AIとの協働により、企業のIT部門における知的労働を現時点でどこまで進化させられるかについて実証実験を行った。具体的にはChatGPTを使って要件定義フェーズの生産性向上効果を測定した。その結果、同様の作業を人間がすべて行った場合と比較して39%の時間削減効果を確認できた。
  4. 企業は生成AIと協働して知的労働の進化を持続・加速できている状態、いわゆる「AIネイティブ」を目指すべきである。AIネイティブに近づくためには、「IT」の備えとしての生成AI基盤・Goodデータ創出サイクルの構築、「組織」の備えとしての人材スキル・ガバナンス・意思決定の変革が求められる。

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執筆者情報

  • 西野 浩明

    関西ITコンサルティング部

    グループマネージャー

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