CONTENTS
- 技術的負債を捉え直す
- ライフサイクルマネジメントの必要性
- 技術的負債マネジメントの実践事例
- 継続的マネジメント実現のポイント
- 経営者は技術的負債にどう関与すべきか
要約
- 財務的負債と同様に、技術的負債は長期的にビジネス環境変化への対応の足かせになり、ときには顧客満足度の低下や企業の社会的信頼の喪失をもたらすリスクがある。そのマネジメントは経営課題である。
- 技術的負債を削減して事業を成熟期から再成長期に復帰させた企業、また技術的負債を引き受けて新規ビジネス立ち上げに成功した企業を研究した結果、いずれも技術的負債が全社で意思決定の共通言語として通用していることが判明した。
- 負債の引き受けと削減は、ともにメリットとデメリットの両面を持つ。会社の中期経営計画の一環として技術的負債の返済計画を管理し、経営・ビジネス部門・IT部門がいつ負債を引き受け、あるいは削減すべきかを議論するプロセスが必要となる。
- 技術的負債マネジメントは、ITシステムに焦点を当てた中長期の資本効率向上のための経営手法の一つである。企業の付加価値の源泉たる資本として、機械設備や不動産に加え、ITシステムが無視できなくなりつつある現在、経営者にはその実践が求められている。
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