CONTENTS

  1. 日本企業のサプライヤーとの関係性における問題点
  2. 先進事例:ニデック
  3. サプライヤーとの関係性強化に向けて

要約

  1. 日本の製造業は、アナログのモノづくりでは、垂直統合型のサプライチェーンの強みを活かして成長してきたが、デジタル化された現在、垂直統合型サプライチェーンは時代に合致しなくなっている。こうした中、デジタル時代に勝ち残れるサプライヤーとの関係性構築という課題に直面している。この状況は半導体において特に顕著に表れている。
  2. 先進事例としてニデックを取り上げる。同社の半導体ソリューションセンターは、①半導体メーカーとの強固なパートナーシップの構築、②地政学リスクなどに備えたサステナブルなサプライチェーンの確立、③半導体とモータのシナジーによる高付加価値ソリューションの提供、の3点に注力し、戦略的な半導体の調達を推進している。
  3. これまでの日本企業の強みであった下請け構造的取引から、デジタル化に伴うモノづくりの変化に応じて、エコシステム型のサプライチェーンに変革していくための論点として、①自社が実現したい価値の共有、②自社が強みとする技術領域の明確化と要求仕様のつくり込み、③エコシステム型のサプライチェーン構築、④技術人材の獲得と育成、が挙げられる。

PDFファイルでは全文お読みいただけます。

全文ダウンロード(645KB)

執筆者情報

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

購読に関するお問い合わせ先

年間購読をご希望される方は、下記問い合わせ先へお願いします。

NRIフィナンシャル・グラフィックス
戦略マーケティング部
Tel:03-5789-8251(平日9:30~17:00) Fax:03-5789-8254

※FAXでのお問い合わせは下記お申し込み用紙をご使用ください。

お申し込み用紙ダウンロード(236KB)
購読申込み