CONTENTS
- モビリティバリューチェーンの新事業機会と「整備危機」
- モビリティバリューチェーンの変革の取り組み
- モビリティバリューチェーンの社会インフラへの進化の兆し
- 整備・サービスを起点とした新たな価値創造の方向性
要約
- サステナビリティへの社会的要請や電動化などの技術革新に伴い、モビリティ産業のバリューチェーンが拡張され、多様な新事業機会が創出される見込みである。一方、日本ではバリューチェーンを支える中小整備工場の多くが廃業危機に直面しており、近隣で整備が受けられない「整備危機」が顕在化していく。
- 「整備危機」の解決に向け、整備・サービス領域のプレーヤーが変革に取り組んでいる。先進事例の共通点として、課題を抱える整備工場・整備士との関係深化、強みを活かした解決手段の提供、柔軟な外部連携などが挙げられる。
- また、モビリティバリューチェーンが地域の生活、経済を支える社会インフラに進化する兆しが見られる。進化のポイントとして、モビリティバリューチェーンと他業界・他業種との地域単位での機能連携が挙げられる。
- 「整備危機」の解決に向けて「整備・サービス事業者とものづくり企業のアライアンス」を提案したい。製造現場のノウハウを移管した競争力のあるビジネスモデルを構築することで、整備危機の解消と新規事業機会の創出を実現し、社会インフラとしてのバリューチェーンへと進化を遂げていくことが期待される。
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