近年、ASEANの建設機械市場では、安価な中国ブランドの浸透と顧客ニーズの変化により、ハイエンド製品を中心とする日本ブランドの存在が脅かされている。このASEAN市場において日本ブランドの存在感を維持・強化するためには、より手頃な価格の製品ラインアップと機器本体の販売に付随するサービスの充実が重要である。以下、ASEAN市場の中でも大きなウエイトを占めているタイ市場を対象にして、日本ブランドの再興に向けた方策を検討していきたい。