CONTENTS
Ⅰ はじめに
Ⅱ カーボンクレジットの調達に重要となる視点
Ⅲ カーボンクレジット調達にかかわる大方針の検討
Ⅳ 調達ポートフォリオ・調達方法の検討
Ⅴ ルールの継続的なフォローアップ
Ⅵ おわりに
要約
- カーボンニュートラルの達成に向け、企業は「排出量取引などの規制対応」と、「ステークホルダーに宣言した自主目標の達成」の両面での取り組みが求められている。技術・コストなどの観点から短期的な脱炭素の実現は容易でない中、カーボンクレジットによるオフセットが有力な選択肢となる。
- カーボンクレジットの調達に際しては、その目的や価格、種別などを総合的に考慮・検討する必要がある。本論考では、「調達にかかわる大方針の検討」「調達ポートフォリオ・調達方法の検討」「ルールの継続的なフォローアップ」という3つの切り口から、調達に際して特に重要となる視点を整理した。
- カーボンクレジットの目的に応じ、活用可能な種別や価格は異なる。このため企業はまず、「活用目的」「必要調達量」「必要予算」といった大方針を検討・特定することが必要となる。
- 次に、カーボンクレジットの種別や調達方法を選定する際は、「品質」「価格・調達の安定性」「将来的な位置づけ」「自社事業との関連性」「『コベネフィット』の有無」といった視点を踏まえ、各社の状況に適したポートフォリオを組むことが重要となる。
- そして、制度変更などによるカーボンクレジットの座礁資産化リスクに備え、国内外におけるルールの継続的なフォローアップや柔軟なポートフォリオの構築も必要となる。
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