CONTENTS
Ⅰ インドにおけるデジタルヘルスケアの現状
Ⅱ デジタルヘルスケアの利用に関する政策動向と制度準備
Ⅲ 日本企業にとってのデジタルヘルスケアのビジネス機会
Ⅳ デジタルヘルスケアの課題と解決策
Ⅴ 最後に
要約
- インドのデジタルヘルスケア市場は、政府の政策支援やスタートアップの台頭、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による遠隔医療需要の拡大を背景に急成長している。疾病構造の変化や地域間の医療が、遠隔医療やAI(人工知能)診断支援、電子健康記録(EHR)などのデジタルソリューションの普及を後押ししている。
- 一方で、医療データ保護、リテラシー格差、多言語環境といった課題が普及の障壁となっており、政府は「Ayushman Bharat Digital Mission(ABDM)」を中心に、制度構築を進めている。
- 日本企業にとってインドは、高品質な機器・サービスを活かせる有望市場である。成功のカギは、価格戦略、現地適応、信頼構築、制度対応に加えて、ローカライズ設計や信頼構築である。
- 特に地方部や高齢者層では、直感的なUI/UX設計や多言語対応によるソリューションが必要であり、自治体・医療機関と連携した啓発活動や利用支援を行うことで、デジタルヘルスケアの恩恵を広く届ける取り組みが求められる。
- さらに、政府のプロジェクトや、医療機関との協業を通じて、現地課題に応えることが、日本企業の市場参入と持続的な成長を実現するカギとなる。
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- 名前
- 竹原 佳歩
- 所属・職名
- ヘルスケア・サービス産業コンサルティング部
コンサルタント
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- 名前
- 松尾 未亜
- 所属・職名
- ヘルスケア・サービス産業コンサルティング部
チーフコンサルタント
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- 名前
- 長谷川 舞
- 所属・職名
- NRIインド クロスファンクショナルコンサルティング部
デゥプティシニアコンサルタント
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- 名前
- Soumalya Kundu
- 所属・職名
- NRIインド ストラテジックデザインアンドデジタルトランスフォーメーション部
デゥプティシニアコンサルタント
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