CONTENTS

Ⅰ 鶴岡市が取り組むデジタルワンストップ構想
Ⅱ 自律分散型データ連携技術を利用したデータ循環によるサービス付加価値向上
Ⅲ デジタル化が地域社会に与える効果とその検証
Ⅳ 今後の展望

要約

  1. 山形県鶴岡市のデジタルワンストップ構想は、行政手続きのオンライン化にとどまらず、地域課題の解決や市民のウエルビーイング向上を目指す本質的な取り組みとして着実な成果を挙げている。
  2. 鶴岡市では、子育て分野の電子申請・電子交付をはじめ、複数分野でのデジタルワンストップの推進を通じ、「現場職員のマインドセットの変革、デジタル人材の育成などの人や組織の強化」と「システム間連携の自動化などの技術的な基盤の整備」の必要性が明らかとなった。
  3. 自治体は実際のニーズに即した柔軟なサービスを展開するために、サービス起点でのデータ連携が必要であり、従来の一元的にデータを集めるデータ連携基盤ではなく、必要なときに必要なデータだけを循環させる自律分散型データ連携が求められる。
  4. 鶴岡市では、市民アンケートや市がすでに保有する情報・データを活用し、デジタル化の進展度や市民満足度、業務効率化・経費節減効果を定量的・定性的に検証している。定期的なモニタリングと分析を通じて課題と効果を可視化し、戦略的な意思決定や重点施策の検討に活用する取り組みは、地域社会の持続的な発展と市民サービスの質向上に大きく寄与するだろう。
  5. こうした鶴岡市の取り組みは、他都市でも顕在化し得る課題への対応策として「鶴岡モデル」とでも呼ぶべき普遍性を有しており、全国の自治体が地域DXを推進するうえで、地域社会の持続的な発展に大きく貢献することが期待される。

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執筆者情報

  • 木村 勇太のポートレート
    名前
    木村 勇太
    所属・職名
    社会ITコンサルティング部
    シニアシステムコンサルタント
  • 浅野 憲周のポートレート
    名前
    浅野 憲周
    所属・職名
    未来創発センター 地域創生・環境研究室
    チーフエキスパート

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