CONTENTS

Ⅰ 企業を取り巻くリスクの変化
Ⅱ 先進事例
Ⅲ インテリジェンス機能の構築および強化の方向性

要約

  1. 現在はVUCAの時代と呼ばれるように、市場経済の先行きは極めて不透明である。また、世界各地で増えつつある戦争や紛争も、企業経営にとって大きな問題である。こうした世界情勢の変動に加え、技術革新の影響により、日本企業を取り巻く事業リスクは一段と高まっている。
  2. こうしたリスクの観点から押さえておきたい環境変化としては、①地政学リスクの高まり、②技術革新による規制やルールの変革、③サステナビリティリスクの高まり、④リスクの複雑化、⑤オーバーコンプライアンス、が挙げられる。
  3. そのような環境変化を踏まえ、インテリジェンス機能を高めてきた企業として、三菱電機とサントリーホールディングスを紹介する。
  4. 企業経営をより持続可能なものにするには、組織の強靭性(レジリエンス)が不可欠である。それに対して企業に求められるのが、リスクに対するインテリジェンス機能である。インテリジェンス機能の構築および強化の方向性としては、①インテリジェンス体制の構築、②社内啓蒙活動の推進、③リスク対応に向けたリソースの最適配置、④リスクをビジネスチャンスに変えるレジリエンスの強化、が挙げられる。

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