2022年11月、OpenAIがChatGPTを公開した。それ以降、いわゆる生成AIが注目を集め、多くの企業が生成AIを自社内で活用するための導入を進めた。しかし、その導入により確固たる成果を獲得したといえる企業は多くない。筆者らが2025年8月に実施した上場企業向けアンケートによると、上場企業の約半数は、AI導入に関してKPI(重要業績評価指標)を設定していない。KPIを設定しても、「業務時間・工数の削減量」を挙げる企業が半数近いのが現状であった(図)。この「業務時間・工数の削減量」は確かに、企業としては従業員の残業時間削減という意味はある。しかし、収益という観点では何ももたらしていないどころか、利用するためのコストが増えているだけの企業も多いのではないか。筆者らも、このことに悩む担当者に会うことが多い。

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    名前
    西野 貴弘
    所属・職名
    AI戦略コンサルティング部
    部長

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