CONTENTS
Ⅰ 利他が問われる時代の必然性
Ⅱ データエコシステムという共創の土台
Ⅲ 利他と歩む企業成長の実践事例
Ⅳ 真価獲得の要諦:利己と利他のリ・バランス
Ⅴ CIO/CDOへの提言
要約
- 2020年代前半に主流であったSDGsやESG経営といった「持続的・利他的」な潮流に対し、地政学的なリスクや自国第一主義に起因する「短期的・利己的」な動きが世界の秩序を揺るがしている。この不安定な環境下で、企業は個社単独での対応に限界を感じ、業界全体やサプライチェーン全体での連携が不可欠となっている。
- さらに、昨今のAI時代において、一般企業がビッグテックに対抗し得る競争力の源泉は、自社が長年蓄積してきた「固有データ」にある。しかし、個社単独でのデータ活用には限界があり、企業間連携やデータエコシステムという他社との共創の概念が不可欠となっている。
- 先進的な企業(Airbus、Michelin、MISUMI)は、まず「利他」の精神で自社の強みを業界に開放する。それがエコシステム全体を活性化させ、結果的に自社の競争優位として返ってくるという「自利利他」の好循環を生み出している。
- 国内でもデータ連携の動きは活発化しているが、国や業界団体の旗振りに受動的に参画するだけでは、ビジネスの成長には直結しない。これからのCIO/CDOに求められるのは、自らがアーキテクトとして自利利他のグランドデザインを描き、システムと人材の両面からオープンなIT戦略を能動的に仕かけていくことではないだろうか。
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プロフィール- 名前
- 村川 友章
- 所属・職名
- 社会ITコンサルティング部 社会基盤グループ
マネージャー
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