CONTENTS
Ⅰ 2つの診療圏の地殻変動
Ⅱ 保険診療圏からの不可逆的な領域流出
Ⅲ 医療機関の種別に応じた生き残りモデル
Ⅳ ヘルスケア各領域への参入事業者に必要な検討事項
要約
- 国民皆保険制度に基づく保険診療圏は患者数の減少と公定価格制度の下でのコスト増に挟撃され、撤退戦の様相を呈している。一方、自由診療圏は標準化・大衆化型、高付加価値・先端型、制度補完・周辺型の3類型に分化しながら、独自の市場原理によって産業セクターとしての存在感を高めている。
- 混合診療の原則禁止、規制スコープの非対称性、ガバナンスコストの不可逆的な積み上がりという3つの障壁が、保険診療から押し出された領域の再吸収を構造的に阻んでおり、保険診療圏と自由診療圏は、不可逆的に分断が深まっている。
- こうした構造を前提に、保険診療圏では診療件数を極大化する「高回転型」と政策誘導に沿った加算取得を軸とする「地域医療密着型」が、自由診療圏では類型ごとに異なる競争優位性を享受するモデルが、それぞれ分化する構造となっている。
- さらに視点を事業者(民間企業)側に転じると、保険診療圏では制度に整合したソリューション設計による横展開、自由診療圏では大手との共創・富裕層基盤へのアクセス・支払者の設計といった要諦がそれぞれモデルとして浮かび上がる。エンドユーザー・医療機関の課題・支払者という3つの要素を明確に定義することが事業設計の出発点といえるだろう。
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- 名前
- 藤原 浩平
- 所属・職名
- ヘルスケア産業コンサルティング部 医療・医薬グループ
シニアコンサルタント(医師)
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- 名前
- 松本 大夢
- 所属・職名
- ヘルスケア産業コンサルティング部 パブリック・デジタルヘルスグループ
シニアコンサルタント(薬剤師)
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- 名前
- 遠藤 慧一郎
- 所属・職名
- ヘルスケア産業コンサルティング部 パブリック・デジタルヘルスグループ
シニアコンサルタント(保健師)
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