CONTENTS

Ⅰ フロンティアAIがもたらしたサイバー安全保障の質的変化
Ⅱ 「フロンティアAI×サイバー安全保障」の脅威構造
Ⅲ 日本の制度対応:サイバー法制とフロンティアAIへの即応
Ⅳ 国際整合性:サイバー安保法制とAI規制
Ⅴ 「規制対応」から「安全保障投資」へ:両面性のある経営転換
Ⅵ 経営者が今、着手すべき行動指針

要約

  1. フロンティアAIの登場により、サイバー安全保障を取り巻く状況は質的に変化した。攻撃側では、能力の段階的飛躍、攻撃の裾野の拡大、時間軸の圧縮、採算性のシフトという4つの構造変化が同時に進行し、対策の枠組み自体の見直しを企業に迫っている。
  2. これらの変化は、国家関与型攻撃、サプライチェーン経由侵害、機微情報窃取という従来の脅威を増幅する。攻撃の担い手は専門知識を持たない層にまで広がり、標的も基幹インフラ・大手企業から中堅・中小企業へと拡大した。
  3. こうした脅威に対し、日本では経済安全保障推進法、重要経済安保情報保護活用法、サイバー対処能力強化法の三法が整備され、政府対策パッケージ「Project YATAShield」が取りまとめられた。欧米でも規制・国際枠組みが整備されており、いずれも経営層の説明責任が直接問われる方向で規制強化が進んでいる。
  4. フロンティアAI時代において経営者が着手すべきなのは、「規制対応」から「安全保障投資」への姿勢転換を前提に、①経営ガバナンスの確立、②機微情報・クリアランス体制の整備、③防御態勢の整備と高度化という3つの柱を、経営直轄で同時並行的に推進することである。

PDFファイルでは全文がお読みいただけます

全文ダウンロード(PDF:712KB)

執筆者情報

  • 藤井 秀之のポートレート
    名前
    藤井 秀之
    所属・職名
    NRIセキュアテクノロジーズ インテリジェンスセンター統括部
    部長
    プロフィール

※組織名、職名は現在と異なる場合があります。

購読に関するお問い合わせ先

年間購読をご希望される方は、下記問い合わせ先へお願いします。

NRIフィナンシャル・グラフィックス
戦略マーケティング部
Tel:03-5789-8251(平日9:30~17:00) Fax:03-5789-8254

※FAXでのお問い合わせは下記お申し込み用紙をご使用ください。

お申し込み用紙ダウンロード(236KB)