金融ITフォーカス 2018年5月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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対面営業員が顧客のゴールを聞き、その実現のためにラップによる中長期分散投資を基本的実行手段として伴走する「ゴールベース資産管理」(GBWM)モデルは90年代半ば以降に米国で広範に普及し定着した。米国大手証券メリルリンチで米国個人部門トップを含むさまざまな立場でその確立と普及実現に奔走したライル・ラモス氏に、GBWMの本質や実現のための要諦について語っていただいた。
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金融市場
トランプ政権が、今後、輸入面での保護貿易の実行や為替政策への介入といった形で通商政策の「実績」を積み重ねていくと、その「実績」は重石となって世界経済にのしかかってくることになると考えられる。
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リスク管理
パブリック・クラウドサービスが世の中に現れてすでに久しいが、金融機関の業務システムにおいては、幅広く使用されているとは言いがたい。クラウドや各種Fintechサービスの有効活用に向けては、既存の社内基準がリスク偏重となっていないか、今一度点検を行うべきだろう。
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アセットマネジメント
投資信託は「タイミングが重要」、「高額の分配が得られる」といったイメージが強く、一部の人の利殖の手段としての利用が多かった。しかし、ここ数年は、以前に比べ安定的な資産運用の手段としての活用が広まっている。投信に対するイメージが徐々に変わりつつあり、個人の投信保有余地は高まっている。
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セキュリティ
仮想通貨取引所に代表されるブロックチェーン関連ビジネスが盛り上がりを見せている一方で、セキュリティに問題があり、被害を受けるケースも増えている。ブロックチェーンを活用したシステムを開発する場合は、攻撃者視点にたち、多層防御を取り入れた上での、アーキテクチャや運用設計のリスクベースによる評価が必要である。
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中国金融市場
国家の重要政策分野では資金調達を一部シャドーバンキングに依存しており、シャドーバンキングの取締り厳格化の下で、資金調達が難しくなりかねない。そうした中で、資産証券化の利用が注目される。
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数理の窓
生物には、大きく2つの環境適応メカニズムがある。一つは、個体が生き残り子孫を残すことで遺伝子が変化する「進化」。もう一つは、各個体の経験や環境との相互作用を通して自らを作り変える「学習」だ。進化は、長期間かつ離散的な、現実空間上のハードウェア変更だ。一方、学習は、環境からどのような情報を取得するか決め、生存に必要な情報のロスを最小化することが目的の、短期間かつ連続的な、情報空間上のソフトウェア変更である。
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- 毎月5日発行(原則)
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- A4版・16ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
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『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp