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金融ITフォーカス 2020年10月号

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金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。

発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型   : A4版・16ページ(通常)

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  • 金融市場

    アベノミクスの「第一の柱」を振り返る

    金融イノベーション研究部 主席研究員

    井上 哲也

    アベノミクスの下での「大胆な金融緩和」は、インフレ目標の達成を最優先課題としたことで、結果として低インフレの構造的な側面を明らかにし、金融政策の自主的運営を維持した。また、大規模な国債買入れや中長期金利のコントロールも構造的な低インフレの下で可能な政策であった。


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  • リスク管理

    気候関連リスク管理の優れた慣行~オランダ中央銀行

    金融イノベーション研究部 上級研究員

    川橋 仁美

    オランダ中央銀行は、気候関連リスクに関して先進的な取り組みをしている中央銀行の一つである。同行は、2020年4月に気候関連リスク管理に関する優れた慣行(good practice)を公表し、気候関連リスクをどのように現行のガバナンスやリスク管理に組み込むかを示した。


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    • 川橋 仁美
  • リテールビジネス

    ふるさと納税を活用した顧客開拓と価値提供の可能性

    リテールソリューション企画部 副主任研究員

    金子 洋平

    野村総合研究所が行った「ふるさと納税利用者調査」によると、未利用者に比べ利用者の証券投資への経験値が高いことがわかった。最近、ネット証券による利用者へのプロモーションが目立つ。拡大が続くふるさと納税利用者へのアプローチが顧客開拓につながる可能性が高い。


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    • 浦壁 厚郎
  • デジタルイノベーション

    グローバルの証券トークン発行(STO)等の事例と国内ビジネスにおける可能性

    金融DXビジネスデザイン部 上級研究員

    佐藤 広大

    STOの取組みが進展し、多様な商品形態の拡がりを見せている。さらに、ユーティリティ・トークンやノンファンジブル・トークン(NFT)への注目も高まっている。STOと組み合わせることで、低金利環境が続く日本でも新しい金融サービスが健全に発展することが期待される。


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    • 周藤 一浩
  • 中国金融市場

    中国の資産管理業務の規範化過渡期を1年間延長

    金融イノベーション研究部 上席研究員

    神宮 健

    中国金融当局は新型コロナ感染症の影響を受け、資産管理(アセットマネジメント)業務の規範化に関する指導意見(18年発表)の完全実施までの過渡期を21年末まで1年間延長した。この期間に各金融機関は、予想される新たな競争に向け、準備を進めている。


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    • 高見澤 涼
  • 新型コロナウイルスの拡大は、ある種の「統計」と「確率」のリテラシーが試される場でもある。寺田寅彦のいう「正しくこわがる」ためにちょっと確率と統計のおさらいをしておこう。


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発行形式

発行時期
毎月5日発行(原則)
誌型
A4版・16ページ(通常)
購読形態
販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。

お問い合わせ先

『金融ITフォーカス』編集事務局
 E-mail:focus@nri.co.jp