金融ITフォーカス 2022年5月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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金融市場
日本では、各種商品価格の高騰に伴う交易条件の悪化が引き金となって経常収支が赤字化しているが、より本質的な原因は日本の産業空洞化が長きにわたって放置され、産業競争力が低下したことにある。
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サステナブルファイナンス
保険セクターは、脱炭素社会実現に向けた再生エネルギー導入や新技術への投資増加を背景に、リスクの多様化・複雑化に直面している。欧州保険会社は、スタートアップ等との提携を通じて、新たなリスクに対応するとともにビジネス機会を拡大している。
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保険ビジネス
生命保険会社が相次いで認知症の保障とともに、予防・早期発見に資するサービスを提供している。スタートアップ企業や学術機関等との協業によって開発された先進的なサービスは、国民の認知症への不安を軽減させるだけでなく、保険会社にとって新たなビジネスにつながる可能性がある。
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デジタルイノベーション
「メタバース」は現実世界の「時間」とつながりの強いネット上の仮想空間である。現実世界の時間との強いリンクは、メタバースの内と外に「リスク」を生む。そしてメタバースに生じた「リスク」は、リスク分散の仕組みとしての「金融商品」のニーズを生む。金融機関はメタバースの「内」と「外」のどちらのリスクに賭けるべきか見極める必要がある。
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中国金融市場
中国における金融業の対外開放が進み、全額外資のケースも多くなってきた。また、中国資本の海外進出も促進させており、双方向の開放が進んでいる。金融機関の中国市場進出により、中国金融機関との競争を通して中国金融市場の発展が促進されることが期待される。
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保険の2030年アジェンダ
市場の拡大が予測されるテレマティクス保険において、現状は専用車載デバイスによるサービスが主流となっている。今後、自動車のConnected化が進む中で、スマホを活用した保険会社主導のデータ収集・情報分析、商品開発が求められる。
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数理の窓
検非違使に問われたる木樵りの物語
『さようでございます。あの死骸を見つけたのは、わたしに違いございません。わたしは今朝いつもの通り、裏山の杉を伐りに参りました。すると山陰の藪の中に、あの死骸があったのでございます。あった処でございますか? それは山科の駅路からは、四五町ほど隔たって居りましょう。竹の中に痩せ杉の交った、人気のない所でございます。・・・』
発行形式
- 発行時期
- 毎月5日発行(原則)
- 誌型
- A4版・16ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
お問い合わせ先
『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp