金融ITフォーカス 2023年3月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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政府が2022年11月に策定した「資産所得倍増プラン」の柱の一つに、金融経済教育の強化が謳われている。その実効性を高めるには、成人人口の8割を占める「無関心層」にどう働きかけるかが重要であり、「ナッジ」を活用した環境整備は有効な切り札となり得る。
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アセットマネジメント
ブラックストーンはITベンチャーに投資し、そのサービスを自身や投資パートナーらと共有している。サービス共有は、投資先企業の価値向上を促し、ファンドの投資リターンや運用報酬としての収益化が可能だ。DX推進、システム構築の手段の一つとして興味深い。
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リテールビジネス
政府は資産所得倍増プランにおいて5年以内にNISA口座を倍増させる目標を打ち上げた。NISAを利用する可能性が比較的高い潜在利用者は2,000万人以上に達すると試算される。短期に目標達成に近づくためには、潜在利用者層を念頭に、長期投資・分散投資・積立投資の周知と信頼の醸成を図ることが重要だ。
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リテールビジネス
学校教師の多くが「投資」を教えることに苦労している。負担軽減のため金融機関による出張授業も行われているものの支援できる学校の数は限られる。そうした中、投資信託協会が進める「仮想空間を活用した投資教育プログラム」は、金融経済教育を届けるプラットフォームとして期待できる。
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中国金融市場
中国はデジタル人民元(e-CNY)の利用を拡大するために試行地域の拡大、利用シーンの拡大、機能の改善に積極的に取り組んでいる。また、支払いの利便性だけでなく、デジタル人民元のインタラクティブ性を高め、デザインにも工夫を凝らしている。
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保険の2030年アジェンダ
保険会社は既存の基幹システムでエンベデッド型保険(Embedded Insurance)の販売を開始しようとした場合、社内外のシステムとの連携や保険商品・サービスの開発に課題を抱えている。これを解決する新たなインテグレーションプラットフォームが注目されている。
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ホームセンターにある園芸コーナーをふと覗いてみたことがきっかけで、現在、自宅で多肉植物の苗が増殖中である。多肉植物にもいろいろあるが、その魅力はなんといっても見た目にある。ブロック状に幾何学的なパターンを成すもの、バラの花に似た美しい株形を成すもの、葉の表面が透けて宝石のように光を反射するものなど本当に多彩である。また、形だけでなくその生態にも特徴がある。水遣りを忘れて放っておいても生き続けるし、葉を捥いで土に置いておくと勝手に発根して再生してくる逞しさがある。「何でこのような植物が生まれたのか」というのが、多肉植物を見て自然と生じる感覚である。
発行形式
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- 毎月5日発行(原則)
- 誌型
- A4版・16ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
お問い合わせ先
『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp