金融ITフォーカス 2024年11月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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アメリカのインフレ長期化の一因ともされる同国の財政赤字は、高齢化などによる医療・社会保障の支出が主因となって今後も高水準で推移する蓋然性があり、経済金融面だけでなく地政学面においても将来的なリスクを高めている。
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アセットマネジメント
不動産等の現実世界資産(RWA)をトークン化する動きが進展している。これらデジタルアセットへの投資においては経済的リターンだけではなく、社会的リターンを享受できることが多い。そこで両者の相互関係について着目したところ、デジタルアセットに関心を持つ投資家は、無関心な投資家よりも社会的リターンを重視する傾向が見られた。
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AIイノベーション
生成AIは、汎用的な業務への活用からより付加価値の高い業務への応用を検討するフェーズに移った。このフェーズでは金融機関が保有する独自のデータを活用し、生成AIを特定の業務に最適化する必要がある。今後、学習データのデータ主権を確保した生成AIの活用が求められる。
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サステナブルファイナンス
伊藤レポートの公表から10年経過した。その後の課題をフォローする「持続的な企業価値向上に関する懇談会」の中間報告が公表され、企業・資本市場に関する課題が改めて提示された。長期的な視点の経営を実現するために「目指す姿」の定義に真剣に向き合う企業が増えることを期待したい。
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中国金融市場
中国では、新エネルギー車の急速な普及に伴い、保険料の高騰や契約更新の拒否などの課題が浮上している。中国当局は損害保険会社への指導や価格自主決定係数の範囲の拡大により問題の改善に取り組んでいる。一方、新エネルギー車メーカーによる保険市場の進出が増えている。
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保険の2030年アジェンダ
日本における寝不足による経済損失は年間20兆円に上ると推定されており、多くの医学論文でも、睡眠時間の健康リスクへの影響が指摘されている。簡易なデバイスによる計測データをもとに、健康増進型保険に睡眠の健康リスクを取り入れることは可能だろうか。
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数理の窓
「現代アート」という言葉の響きに抵抗を感じる読者も多いと思う。ショッキングだったり、政治的だったり、なんだかわからない作品だったり・・・。本来、アートは美しいと感じる絵画や彫刻だったはず。しかし、このアートの価値観をひっくり返すある事件が起こってしまう。
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- 毎月5日発行(原則)
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- A4版・16ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
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『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp