野村総合研究所(NRI)が2016 年に実施した「生活者1 万人アンケート調査(金融編)」では、ネットサービスの利用状況などから、1992 年以後に生まれた世代を「デジタルネイティブ」と呼んだ。「スマホを握って生まれてきた」といわれるほど、スマートフォンとともに成長してきたのがデジタルネイティブである。その前の世代は、アナロ グ世界からデジタル世界に“移民” してきた「デジタルイミグラント」といえる。
    デジタルネイティブはごく自然にタッチパネル式のユーザーインターフェース(UI)に慣れ、それが当たり前であるために、キーボード式のPC が使えない人もいると聞く。PC や“ガラケー” の、キーボードを前提とするUI を用い、提供側に都合よく設計されたサービスを使うために、分厚いマニュアル と格闘してきたデジタルイミグラントとは異なる感性を、デジタルネイティブは持っていると考えるべきである。

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執筆者情報

  • 西村 元也

    執行役員
    システムコンサルティング事業本部
    副本部長

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