ウイルスと宿主の戦いは太古から繰り返されてきたが、その痕跡は、宿主のゲノムの中に残っている。「内在性レトロウイルス」と呼ばれ、古代のレトロウイルスが宿主の生殖細胞に感染し、宿主ゲノムに組み込まれることで生じた感染・侵略の痕跡である。これは、ヒトゲノム全体の約9%を占めており、たんぱく質のコード化をつかさどる2%の「遺伝子」部分よりはるかに多い。

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