我々の宇宙の運命を決める根源的な数に、「宇宙定数Λ(ラムダ)」がある。大きすぎれば宇宙の膨張が急激となり、銀河が形成されず観測者は存在できない。逆に小さければ膨張は緩やかで、星や銀河の世代交代が長く続き、観測者が誕生できる環境が整う。つまりΛは宇宙の構造や生命の存在可能性を左右する重要な定数であり、超新星の観測や宇宙マイクロ波背景放射の解析など、複数の観測結果からその値が決定されている。
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- 外園 康智
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