伝えることの重要性
最近、お客さまとの議論の中で「バックキャスティング」「ムーンショット」という言葉をよく耳にするようになった。バックキャスティングとは、将来のあるべき姿を起点に今何をすべきかを考える未来起点の発想法であり、ムーンショットとは非常に困難で独創的だが、実現すれば大きなインパクトをもたらしイノベーションを生む、壮大な計画や挑戦、目標のことを言う。私たちがお付き合いさせていただいている組織のリーダーの方々には、「デジタルトランスフォーメーションにより競争環境が大きく変化する中で、今と同じことを続けていても持続的な成長を実現することはできない」「ビジネスモデルや組織の在り方を抜本的に再構築しなければならない」という強い危機感や「このような組織にしていきたい」というビジョンが明らかに存在しており、それを伝えるために、上述したような言葉をあえて使っているように思える。
PDFファイルでは全文お読みいただけます。
執筆者情報
※組織名、職名は現在と異なる場合があります。
お問い合わせ先
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部
E-mail:nmredit@nri.co.jp