本調査研究は、平成24年度セーフティネット支援対策等事業費補助金(社会福祉推進事業分)として(株)野村総合研究所が実施した調査研究です。
「コミュニティソーシャルワーカー(地域福祉コーディネーター)(以下、CSWと略す)」は地域福祉を推進する専門職ですが、各地で独自に取組みが進められ、養成対象としている職員、研修のカリキュラム、呼称も異なります。そのため、本調査研究では、先進的な都道府県(行政・社会福祉協議会)等へのヒアリングに基づいて、CSWの役割を定義するところから始めました。
その上で、全国の都道府県・指定都市社会福祉協議会等のご協力を得て、CSWが設置されている、または、相当する業務を担っている2,255の機関(市町村社会福祉協議会や地域包括支援センター等)を対象に郵送アンケート調査を実施し、1,061機関にご回答頂きました(回収率47.1%)。
また、あわせて他地域に参考となる点がある14機関(市町村、市町村社会福祉協議会等)へのヒアリング調査を実施し、CSWの属性、養成、配置及び役割・活動の実態を把握致しました。
ご協力頂いた全国の地域福祉推進に関わる機関・スタッフのみなさまに感謝申し上げるとともに、ここに報告書を掲載致します。