本調査研究は、厚生労働省の平成25年度老人保健事業推進費等補助金(老人保健健康増進等事業分)を受けて(株)野村総合研究所が実施した調査研究です。
本調査研究は、介護者の負担等の現状と支援ニーズ、その中で認知症の人を介護する介護者の特徴を踏まえ、諸外国における先進的な取組みを調査することによって、認知症の人を介護する介護者に対する効果的な介護者支援の考え方を整理することを目的として実施しました。
調査研究は以下のとおり、3つのパートで構成されています。
(1)既存の介護者からの相談内容の分析を通じた調査仮説づくり(調査票設計) «第Ⅱ章参照»
(2)アンケートを通じた介護者の介護実態と負担に関する実態調査 «第Ⅲ章参照»
(3)海外における先進的な取り組みに関する調査 «第Ⅳ章参照»
アンケートの実施にあたっては、調査の主旨に賛同頂いた11機関(3自治体、8介護支援専門員協会等)と、そこに所属する介護支援専門員のみなさん、認知症の方を介護されているご家族の方などにご協力を頂き、5,748件配布し、2,643件の有効回答を得ることができました(有効回答率:46.0%)。
調査にご協力くださった皆様に感謝申し上げるとともに、ここに報告書を掲載致します。