概要
かつてはTポイントとPontaポイントのみであった共通ポイントは、楽天、NTTドコモ、イオンが参入するなど、急激にその状況が変化してきている。
その背景には利用者、加盟店、そして共通ポイント事業者それぞれにおける環境変化があり、また、そのいずれもが自社ポイントの共通化や、共通ポイントの採用を後押しするものとなっている。
一方で複数のポイントプログラムを採用する(マルチポイント化する)企業も増えてきていますが、この傾向は今後も続き、やがてはこうした企業が大半を占める可能性も出てくる。
これは加盟店側が各共通ポイントの実態を容易に比較検討できるようになるため、共通ポイント事業者間での競争を加速させ、また、共通ポイントのビジネスモデルに変革をもたらす可能性もある。
本フォーラムでは、性質の異なる2種類のアンケート調査に基づいた主要ポイントの利用実態、共通ポイント事業者や加盟店を取り巻く環境変化を踏まえて、共通ポイント社会の未来像を提示する。
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