特別養護老人ホームは、政策的に中重度者を受け入れる“終の棲家”と位置づけられ、認知症、医療ニーズ、看取り等の重度化対応が進められ、制度面でも、関連する成果やそれを支える体制を評価した各種加算が設けられています。
本調査研究では、こうした重度化対応の実態に関し、平成28年度に高齢者向け住まい(有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅)を対象に実施された実態調査を参考に、これと比較可能な形で、特別養護老人ホームにおける医療ニーズ・看取り対応の実態を把握し、その特徴等について分析を行うことを目的とした調査を行いました。
全国の特別養護老人ホーム(地域密着型を含む)約10,000施設のうち、25%に相当する2,500施設(無作為抽出)を調査対象とするアンケート調査を実施し、1,082施設(有効回答率43.3%)、退去ケース7,120人分のデータが収集しました。

調査にご協力くださった皆様に感謝申し上げるとともに、ここに報告書を掲載致します。