概要
株式会社野村総合研究所(NRI)は、55歳から79歳までの全国2000人を対象に、高齢者の就業の実態と意識、生活や行動に関するインターネット・アンケート調査を行いました。
生産年齢人口が急速に減少する日本では、女性や外国人とならび、高齢者の就業機会の拡大が重要であることは言うまでもありませんが、高齢者の場合、単に定年延長・再雇用 の議論だけでは解決できない、様々な課題が山積しているのが実情です。
①高齢者の意識や価値感、②求人側の課題、③働き方・就業形態の3つの「多様性」が複雑に混在している点が、現役世代とは異なる、高齢者就業ならではの特徴であり、その理解の上にたち、「多様な働き方」を支える環境の整備こそが必要となります。
今回の発表は、高齢者の「意識」にフォーカスし、それが一人ひとり多様であること、年齢とともに変化していること、特に65歳に転換点があることなどを、調査結果を元に考察し、今後の検討に役立てたいと考えています。
高齢者が働く場を戦略的に創出する必要がある民間企業や、地域社会、最近増加する高齢者就労促進団体など、全ての関係者の方に幅広くご活用頂ける内容となっています。
執筆者情報
お問い合わせ
-
株式会社野村総合研究所
コーポレートコミュニケーション部