概要

新型コロナウイルス感染拡大による行動制約が長引くと、宿泊業 、飲食サービス業 、生活関連サービス業 、娯楽業の4業種の中小企業の多くで過剰債務が積み上がり、企業の維持困難化を引き起こす可能性があります。

4業種の中小事業者は社数、従業員数共に多く、地域内取引先との関係も深い事から地域全体の長期に渡る経済低迷に繋がり「更に失われたXX年」となる可能性があります。

一方、コロナ影響による経済低迷下で拙速に返済困難企業の淘汰を促進すると、企業の破綻と企業体力が弱まっている取引先等の連鎖企業破綻を引き起こし政策を引金とした恐慌の可能性もあります。本提言では、これらのいずれをも回避する「政策のナローパス」をどう進めるべきかを提言します。

執筆者情報

  • 梅屋 真一郎

    未来創発センター

    制度戦略研究室長

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